昨日まではすっかり春の陽気ですが、今週末にかけて寒の戻りがあるようです。
今回はぬか漬けづくりの記録です。初めて自分でつくってみました。
ぬか漬けは、ぬか床にいる植物性乳酸菌の働き(発酵)によって漬けた野菜などがより栄養価値を高め(ビタミンB1増加等、栄養成分豊富)ます。食することで野菜の食物繊維といっしょに植物性乳酸菌が生きたまま腸に届くので、腸内環境の改善にもつながる発酵食品です。食べ過ぎて塩分の摂り過ぎになるのだけは注意しましょう。
ぬか漬けとは
米糠に塩と水を加え混ぜ合わせたぬか床で野菜などを漬けたものです。漬物の歴史は古く奈良時代までさかのぼるそうですが、ぬか漬けが作られるようになったのは、江戸時代(1500年代)からではないかといわれています。この時代に沢庵和尚がたくあん漬けをつくられたことが有名ですね。また、生野菜より長く持つようになるので保存食として重宝されてきました。
ぬか漬けセット
自分好みのぬか漬けをつくり、お酒のあてにして楽しみたいと思い、つくってみることにしました。今回は初心者向けのセットを購入しました。
このぬか床は、熟成した状態に仕上げられているのですぐに漬けることができます。冷蔵庫専用のぬか床として開発されていて、毎日かき混ぜなくてよい(3日に1回程度)のです。管理の手間が軽減されているから日々仕事や家事で忙しくても続けることができますよという謳い文句でした。
つくり方
ぬか床つくりからしなくてよいのでとっても簡単です。
①付属の保存容器にぬか床を移します。
好みで昆布・唐辛子を刻み、かつお節を加えてぬか床をかき混ぜました。
②野菜を洗ったのち、容器に入る大きさに切ります。
今回はシーズン最後の白菜にしました。この白菜は農業ボランティアのお礼に頂いた獲れたての
ものです。(ただし慣行栽培)
③ぬか床に野菜が隠れるように漬けます。
ガイドによると白菜の場合は、通常半日(1・2回目は漬け時間通常の6割目安)漬けます。
ここまでにかかった時間は30分程度です。普段包丁もほとんど触らず、野菜を自分で切ったのも長らく記憶にございません…。
④漬かった野菜を取り出し(8時間超経過)、食べやすいサイズに切り、器に盛りつけます。
どうですか下の写真。盛り付け、いやそもそもの野菜の切り方、なってないですね。今度は奥様のご指導の下に作業します…。
出来栄えは?
うーん。ちょっと酸っぱい。漬け時間が結果通常の7割超と初回にしては長めになったからか漬かっていた部分が少し塩辛い。お酒のおつまみで頂きましたが、この出来にはビールより焼酎(お湯割り)が合いました。全て手作りというわけにはいかなかったのですが、セットを利用することで簡単、お手軽に自前のぬか漬け(白菜)が1日足らずでできました。添加物・保存料なしの安心安全な自前食品が作れました。
これから味や素材にこだわって自分好みのぬか漬けを追求していきます。楽しみが一つ増えました。smallfarmerでした。
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