微生物の世界(発酵)

健康

肉眼では見ることのできないミクロの世界に大変興味を持っています。smallfarmerです。

そのミクロの世界から農ある暮らしをのぞいてみると・・・。

微生物とは

ヒトの肉眼では見えにくい、見ることのできない生物の総称です。

微生物の種類:細菌(バクテリア:乳酸菌・酢酸菌・納豆菌・酵母等)・古細菌(アーキア:高度好塩菌・メタン菌・好熱菌等)・真菌(カビ:麹・カツオブシカビ・青カビ等)・原生生物(動物でも植物でも菌類でもない真核生物:アメーバ・ミドリムシ・ゾウリムシ等)・ウィルス(生物学では「生物と非生物の間に位置する」:コロナウィルス等)があります。

土壌微生物の世界

土壌微生物とは、土壌中に生息する微生物の総称です。

農業は「土づくり」からといわれます。よい土とは保水性、排水性(水はけ)、通気性が良いことの3点がそろっていることと言われますが、これは土の中で微生物が働きやすい環境をつくることにも通じます。

有機農業では土壌微生物の力を最大限に活かして作物を育てますが、土壌微生物と植物の関係が盛んに研究され、植物の生育に有用な働きをする微生物(菌根菌等)の共生関係が次々と明らかになっています。昔ながらの有機農業(栽培方法)が自然の理に適ったやり方であることをこれからの研究でも証明していってくれることに期待します。また土壌微生物の世界(植物との共生関係)を別に記事にしていきたいと思います。

発酵食品とは

健康な食生活に欠かせない発酵食品。チーズ・ヨーグルトなどが発酵食品ですが、日本独特の食文化を形作ってきた酢・漬物(ぬか漬け)・納豆・味噌・醤油なども発酵食品です。この発酵食品は微生物の働きによって原料を分解(発酵)することでできた食品です。

牛の乳を原料に乳酸菌の働きで作られたのがヨーグルトですし、大豆を原料に納豆菌の働きでできたのが納豆です。

発酵食品は、免疫力やアンチエイジング効果を高め、生活習慣病の予防に役立つなど健康によい食品です。

発酵食品は、農ある暮らしにも欠かせません。発酵食品の原料となる作物を栽培する。その原料を加工し(微生物の働きを加え)て6次産業化するといったことです。

ちなみに食品がおいしく、香りが良くなる場合を「発酵」。 食べられないほどの味の変化や悪臭が発生した場合「腐敗」と呼び、ヒトにとって有用か有害かで呼び方が決まるといえます。

あくまでヒト目線ですが、有用な微生物の働きを活用した発酵食品づくりにもこれからチャレンジしていきたいと思います。

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