農ある日常(農業ボランティア1)

農ある暮らし

私smallfarmerは、農家さんにボランティアに行っています。

月3~4回、土日のいずれか半日程度のほんのちょっとの時間ですが、農作業を手伝っています。草むしり、除草剤撒き、収穫作業補助が主な私の役どころです。茶畑もあるのですが、春から秋にかけては茶畑で雑草相手に悪戦苦闘していることも多いです。かれこれ3年超続けています。

慣行農業:各地域において、農薬、肥料の投入量や散布回数等において相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと。(コトバンクより)の農家さんで、じいちゃん(農園主)とおっさん(兼業・長男)で農業を細々続けられています。本格的といえる労働量を投入されていませんね。園主さんが働き盛りの頃は、ハウス栽培等を手広く手掛けられ、人も多く雇われ所有の農地をフル回転させていたようですが、今となってはハウスは跡形もなく露地栽培のみで野菜を作られています。農業機械・器具も長く使われて古ぼけています。機械の調子が悪く故障してダウンすることが、私が手伝いに行っている時間内にも時折発生します。農業への設備投資をしばらくされていないのですね。

年明け、訳あって久し振りになってしまった農業ボランティアに行ってきました。これが農地の様子です。

この日は園主さんも訳あって動けなくて、私一人の作業で大根10本ほどの収穫(手で引っこ抜く)、あとは作業場で、収穫し出荷せずに貯蔵している里芋の出荷準備(親芋から子芋を分ける:手でポキポキ折る~子芋磨き:コンベアーに流す)をしました。

この日は品定めをした大根を引っこ抜いている少しの時間だけでしたが、それでも冬空の下での作業は久々の開放感がありました。

そして思うわけです。今回この大根は畑から引っこ抜くことしかしていない。種をまく、水をやり、雑草を抜くなどの手入れをして迎えた収穫はさぞかし思いが深くなることだろう。育て上げた野菜を出荷するとき、農家さんは娘を嫁に出すようだと話されます。こんな気持ちで収穫の醍醐味を味わいたいなと。

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