農ある日常(農業ボランティア2)

農ある暮らし

先日の農業ボランティアの一コマです。smallfarmerです。

作業前の打ち合わせ(お年寄りの世間話にひたすらお付き合い…。もとい、作業指示です。)を終えて、圃場へ向かおうとしたところ、園主がトラクターに乗っかったまま固まっている後姿を目撃したのでした。「エンジンがかからん。」、ガス欠?どうやらそうでもなさそうです。また、故障…!?

今回は素人にはよくわからないのですが、長男さんがトラクターのエンジン系の設定を変え、かけ方を教わったものの半可な理解のまま、いざトライするも結局かけることを諦めた模様でした…。くせが強い。

トラクターの緊急出場停止処分を受け、指揮官から作戦変更の指示が出ます。なんと、トラクターがニンジンを掘り出す代わりに園主と私の二人で手掘りと相成ったのです。「大根とちゃうよー」、思わず心の中でツッコミを入れてましたが、こちらはお手伝いの身、園主の指示に従うほかありません。

いつもはトラクターが進んだ後に累々と横たわるニンジンを黙々と拾い集め、ケースにほり込んでいくのですが、今回はお芋掘りさながら手でニンジンを掘り出していくのでした。

園主に聞きますと、今年は生育期に雨が少なかったようで、先ず葉の茂りが少なく、実際にニンジンを掘り出すと、まあ細いひょろひょろのニンジンが多いのです。昨シーズンと比べても明らかに不作ぶりが分かります。出荷できそうなニンジンは2~3割程度といったところでしょうか。経営的には打撃を受けますね。自然相手の農業の難しさを感じさせられました。ベテラン農家をもってしてもいかんともしがいたいのか、天候次第とは。

二冊ほどのニンジン収穫作業の後は、ホウレンソウの収穫作業となりました。ホウレンソウは株間をあまりあけることなく植わっていて(要は密)、おまけに雑草(仏の座?)がこの季節にもかかわらず繁茂して一束毎を鎌で刈り取っていくことを困難にします。私には上手くできません。収穫の判断(ホウレンソウの収穫期に当たらず。)が時期尚早ということで早々に手仕舞いとなりましたが、次に刈り取るときには、きちんとコツを教わろう。

最後に時期を過ぎたと思われる大根の収穫作業をして本日の作業終了です。(大根、未だ採ってなかったんかーい。)

短い時間でしたが、今回もいろいろありましたなぁ。これだから農業ボランティアは止められません。(それにしても写真、映えませんね。)

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